2018年3月9日金曜日

【機材】パイオニアのサイコンマウント変換アダプタ SFPM00-03

メインで使っているバイクは、CANYON AEROAD CF SLXです。
ハンドルは一体型のエアロコックピットハンドルを使用しています。

パワーメーターはペダリングモニターを使用しているので、
パイオニアのサイクルコンピューターSGX-CA500の
ハンドルへの取り付けには、これまで大分苦労してきました。



昨年、アメリカ赴任中のチームメイトにアダプターを買ってきてもらいました。
1年ほど使ってトラブルなく使えているので、取り付け方法のゴールと言えそうです。

エアロハンドル、専用ハンドルへのサイコンの取り付けは困る・・・

エアロ形状を売りにしたハンドルや、
エアロロードのフレームとのトータル設計の専用エアロハンドルなど、
従来の丸パイプのハンドルとは一味違うものが、
現在の市場では良く見られるようになりましたね。

サイコンのハンドルへの取り付け方法ですが、
Garmin EDGEシリーズが出るまでは、
専用のバンドブラケットで固定する方式でした。
その後は、ハンドルからニョキっと前に出た片アームタイプが出始めて、
現在の主流になっています。

片アームタイプは、取り付け部分のハンドルの形状とパイプ径が、
おおよそどのハンドルも丸型で共通しているので、
ステムハンドル一体型を除いてはおおよそ問題なく装着できます。

CANYONのAEROAD CF SLXのセットのハンドルが一体型で、
パイオニア付属の片アームタイプのマウントが使えなくなってから、
取り付け方法の模索が始まってしまったのでした・・・

結論は、ガーミンマウントへの変換だった

 いろいろ試してきましたが、
・パイオニアのマウントをガーミンマウントに変換
・キャニオン純正マウント
の組み合わせで落ち着きました。

・パイオニアのマウントをガーミンマウントに変換
 変換アダプタには、Pioneer USAのページで販売している
Speedfil Pioneer to Garmin 1/4 Turn Mount Adapter Kit
を使用しました。








Pineer USA HPより





アメリカ赴任中のチームメイトに帰国に合わせて買ってきてもらいました。
日本では、昨年からレックマウントが同じものをGM-SGX3として販売しているようです。

SGX-CA500への取り付けは、2mmの六角レンチがあればOK。


多少の隙間が気になる場合は、
隙間に薄い緩衝材やテープなどで調整すると良さそうです。

・キャニオン純正マウント
ハンドルに着けるマウントはやはり純正品が間違いなかったです。
純正のマウントで1万キロ以上走りましたが、
走行途中で緩んでくることもなく、安心して使用できています。

まとめ

キャニオンのエアロコックピットハンドルへの取り付けは、
変換アダプタ+純正マウントの組み合わせて1万キロ以上走り、
トラブルなしなので、安定した取り付け方法と言えそうです。

他の一体型ハンドルでは、
純正品のマウントがあるけど、ガーミンマウントのみ
という場合があるので、紹介した変換アダプタを組み合わせるのが、
良さそうですよ。

2018年3月8日木曜日

【機材】S-WORKS SUB6 ロードシューズ

ロードバイク用のシューズもそろそろ買い替えだなと感じていたので、
お正月セールで、 S-WORKS SUB6 ロードシューズを買っていました。

冬の間はシクロクロスメインでロードに乗ることががなかったので、
しばらく眠らしていましたが、 ようやくクリートを買って使う準備が整いました。

S-WORKSのシューズのBOA搭載モデルは、
2018年モデルからでバージョン7となっています。

紐モデルは2018年もバージョン6で継続のようなので、
これからもお買い得に買えるチャンスがあると思いますので紹介したいと思います。

シューズに求めるもの

今まで使っていたのは、シマノ R315という購入当時のフラッグシップモデルです。


シマノ R315のポイント
・カスタムフィットに対応して自分の脚にフィットできる
・カタログ重量261グラム(片足、40サイズ)
・足の型(ラスト)が自分の足に合っている
・調節はバックルとマジックテープ

購入したのは次のモデルが出るタイミングで、50%オフで買いました。
購入と同時にカスタムフィットも行いました。
合わせてたしか2万円くらいとお買い得でした。



シマノ R315を使用した感想
・足の型(ラスト)が合っている&カスタムフィットでフィット感は良い
・調節機構がバックルのため、ジャストな固定位置が見つからない。

バックルの宿命は、ちょうどいい固定位置が見つかるとは限らないってことですね。
ちょっと緩いかなと思ってカチッと一段きつくすると締めすぎで、その間がほしかったのに!というなんともかゆい感じですね。

この点の解決策ですが、
BOAダイヤル搭載モデルか靴紐のモデルを選べば解決できそうですね。

次期シューズ探しの条件は、以下となりました。

シューズ探しの条件
・足の型(ラスト)が自分の足に合っている(マスト)
・調節機構がBOAか靴紐
・適度にお買い得(セール歓迎)

シューズの検討

お店やイベント等でいろいろ試着させてもらって、
最終的に購入したのが S-WORKS SUB6 ロードシューズでした。

S-WORKS SUB6購入のポイント
・足の型(ラスト)が自分の足に合っていた
 ・調節機構が靴紐
・かかとのホールド感が良く、安定する
・お正月セールだった

購入候補だったモデル
GIRO EMPIRE ACC, GIRO EMPIRE SLX(サイズ42)
靴紐タイプ。イベントで試着させてもらって足型とフィットはgood。
かかとのホールド感がもう少し欲しかった。
SPDタイプならシクロクロス用に最適だと思う。

・fi'zi:k R1B(サイズ41.5)
BOAタイプ。アッパーの構造が逸品で包み込まれてフィットする。
自分の足の甲が低いので、サイズを足底に合わせるとBOAを最大に締めても締まり切らなくなり、ハーフサイズ落とせばBOAで調整できる範囲になる。

S-WORKS SUB6 の紹介


S-WORKS SUB6ですが、重量のチェックから。
サイズは42です。
カタログ重量は42サイズで約194グラムとなっています。

・シューズ + インソール + 靴紐 (クリートなし)
 ・左 195 グラム
 ・右 192 グラム  

カタログ重量の±2グラムの範囲なので、記載どおりでしょう。

 ・シューズ + インソール + 靴紐 + シマノ青クリート
 ・左 230 グラム
 ・右 227 グラム  


シマノのクリートの重量は、以下でした。
・シマノの青クリート 18グラム/個
・ワッシャー 2.7グラム/個
・ボルト 3グラム/個

・これまで使っていたシューズ(シマノ青クリート込み)
 ・左 314 グラム
 ・右 316 グラム 

まとめ
S-WORKS SUB6に変更すると、体感できそうな軽量化になりそうです。
 ・左 314グラム → 230グラム (84グラム軽量化!)
 ・右 316グラム → 227グラム (89グラム軽量化!)

シューズは重量以上に、フィット感や剛性感などの相性が重要なので、
実際に使用しつつ、感触を確かめていきたいと思います。
(靴紐タイプはやっぱり面倒だった~となるかもしれませんし。)

S-WORKSのシューズは、モデルチェンジすると足の型(ラスト)も改良されるので、
場合によっては、旧モデルのほうが合っていたということもあります。

S-WORKS SUB7も近いうちに出るのではと思いますので、
興味があれば新旧履き比べてみると良いと思います。
(旧モデルになったらセールが期待できますし)


おまけ

個別のパーツの重量も測りましたので載せておきます。 

・インソール 左右ともに 12グラム 


・靴紐 3グラム





・ Warp Sleeve 12グラム








2018年3月7日水曜日

クライマー成分向上に向けたダイエット戦略

この冬は筋トレメインでトレーニングしたので、
筋肉量とともに大分体重も大幅アップしました。
筋肉はかなりアップしたものの、体が重すぎて坂がとにかくツラすぎます・・・

筋肉ライマーになるためには、クライマー成分を高める必要がありますね。
クライマー成分、それは軽さです。

筋肉量を効率よく上げるには、
良く食べて摂取カロリーを上げて身体全体を大きくするので、
筋肉だけでなく、体脂肪も同時に大幅アップしています。

自分の体を鏡でみて、掴めるものがあったとしたら、
それはクライマー成分のポテンシャル(潜在的クライマー成分)を
秘めているということですね!
ここでは、 潜在的クライマー成分をクライマー成分に変えて、
筋肉ライマーに近付くための戦略を紹介しますよ!

ダイエットとヒルクライムのタイム
ヒルクライムは重力に逆う競技です。そのため、軽いほうが有利。
潜在的クライマー成分(付きすぎた体脂肪の削減)は、
どのくらいヒルクライムに効果があるのでしょうか。

おおまかに計算することができて、

Mt.富士ヒルクライムマウンテンサイクリング乗鞍なら
1kg体重を減らすと1分のタイム短縮

が目安となっています。

もちろん、機材の重量を減らしても同様の効果が得られますが、
機材の軽量化は多大なコストがかかります…
そして現行の完成車だとミドルグレードでもちょっとパーツを変えれば、
7kg前後にはなりますよね。さらに2kgは減らして5kg台というのも可能ですが、
かなり高額のお金かかります(試しに軽量コンテストの機材パーツを計算してみてください)。

また、機材を軽くしても短縮できるタイムは1~2分程度なので、
機材の軽量化で10分以上のような大幅なタイムの向上は見込めないです。
体重を落とし、身体のキレを上げるのが得策でしょう!

筋肉ライマーのためのダイエットの基本

すぐにダイエットを始めるのではなく、
トレーニングと同じくダイエットにも戦略が重要です。

現状の把握 
→ 作戦を練る → 実行 
→ 効果測定・修正  → ・・・ → ダイエット成功!

間違った方法を選択してしまうと、ダイエットがうまくいかないだけでなく、
運動のパフォーマンス自体も落としてしまい、良くないことだらけです。

まずは戦略を練って、効率よく進めましょう~

現状を把握する

体重
アウトプットの部分が、体重と鏡で見た時に体の閉まり具合です。
・体重は1日の中でも変動幅が大きいです。
 そのため、できるかぎり同じ条件で計る。
 起床後、トイレに行ってから全裸で測ってます。
・1日ごとに見ても変動幅が大きいので、傾向が使いにくいです。
たとえば、飲み会の次の日は体重が一気に上がることが多く、その翌日は戻っているなど。
そこで、週平均(7日足)でみると傾向が掴みやすいです。 

次の例は、最近食事指導をしている生徒さんのデータです。

・1日ごとのデータだと変化の傾向を掴みにくい。


 ・1週間(7日)ごとで見ると、減少傾向であることが掴める。


食事の把握
摂取カロリーの把握=食事の把握です。 完全に摂取カロリーを計算して把握しようとしても無理がありますので、
ひとまず毎食写真に撮っておきましょう。
1週間ほど蓄積したら、現状の食事の傾向が掴めて改善点が見つかります。

・スマホで撮ってアルバムにまとめておけばOKです!


運動量の把握
下げ圧力をつくる。
現状が把握できたら下げ圧力を作り出します。
体脂肪を1kg減らすのに必要なカロリーは約7200kcalです。


現状のおおまかな運動量を調べてみましょう。

サイクルコンピューターを使っているなら、
Garmin connectやシクロスフィア、STRAVAなどの

データ管理アプリでわかります。

ダイエット戦略の基本方針

毎日の運動と食事を工夫して、
現状の生活から摂取カロリーを減らす・消費を増やすことができれば、
体脂肪を減らして、登れる体に近づくことができます。

下げるペースの目安
・食事を減らして、運動量を増やして一気に減らそうとすると、
落とすペースが早くなり、大切な筋肉も同時に落ちてしまいます。

下げるときのポイントは、筋肉量を落とさずに、体脂肪だけを燃やす。
ペースの目安は、1週間に体重の1%程度です。
60kgなら600g、70kgなら700gです。

70kgの人で考えると、
・1週間で体脂肪700gを減らすのに必要な総カロリーは5040kcal
1日あたり720kcal
となります。

1日に700kcal分の消費を食事と運動から生み出していきます。
週末はロングライドで運動量が増えるよ!という方は(自分もそうですが)、
平日分を少なくして休日に振り分けましょう!


食事のポイント

体重の上げ要因なので、見直し必須です!

やみくもに減らせばよいというものではありません。

何もしなくても体の機能を維持するだけでも栄養は必要です(基礎代謝)。 減らしすぎると、必要な栄養を補うために貴重な筋肉が分解されちゃいます。

そこで、意識するポイントは、
・タンパク質をしっかり摂取する
・炭水化物を調整する
・余分な脂質の摂取を減らす

です。まず実行できそうなものを現状の食事から改善してみましょう。


運動量でのポイント

体脂肪を1kg減らすのに必要なカロリーは7200kcalですが、
運動で消費には脂肪だけでなく、同時に糖質も使われます。

高強度の運動では、糖質が優先的に使われるため、脂肪燃焼効果は低いです。
対して、低強度の運動で糖質:脂質がおよそ1:1の割合で使用されます。
ゆっくり長くの運動の方が体脂肪が燃えやすいというのはこういうことですね。

消費量の目安として、
例えばロングライドで2000kcal消費したという場合は、
2000kcalのうちの1000kcal分が脂質での消費分となり、
1000/7000 kcal x 1kg = 140g 相当の脂肪燃焼効果となります。

ロードバイクのトレーニングで、心拍計などを装着して、
よく行うコースやローラーを使ったメニューで消費カロリーを把握しておきましょう。

まとめ

・まずは現状の把握から。
・食事量と運動量を改善する。

春のヒルクライムシーズンまでまだ3ヶ月くらいはあるので、
まだまだ記録向上のチャンスがあります!
富士ヒルクライムまではあと3か月以上ありますし、
脂肪の鎧を脱ぎ捨てて、登れる体で記録更新を狙ってみてはいかがでしょうか。

キャニオン2021新型「エアロード」についてのあれこれ

ようやく10月にCanyonの新型エアロードが発表されました。 早い段階からZwiftやマチューパイセンが新型エアロードを露出していたので、 本当にようやく発売になったという気持ちです。 先代エアロードを発売直後に買って現在の愛車なので気にならずにはいられません。 先代エアロード...