2015年9月20日日曜日

ローラー用の10速ホイールに11速スプロケットを取り付けた

7月にメインバイクを11速化して、これまでローラー用ホイールの11速化ができていなかった。
このことを理由に夏のあいだはローラーをサボっていたのだが、いつまでもこのままのわけにはいかない。
ローラー用に使っていたR500は10速スプロケットまでしか取り付けできないので、11速化するのにまず考えることとしては以下の2つ。
・11速対応ホイール + 11速スプロケ
・10速フリーにも取り付けられる加工11速スプロケ

ローラーするためにコストがそれなりにかかるし、今あるホイールの置き場所もないので他の方法を考えていたところ思いついたのが11速スプロケから1枚抜いて10速で使うというもの。

10速と11速の違いは
・11速フリーのほうが1.85ミリ長い
・ギアの間のスペーサーの厚みが11速のほうが薄い(ギアの厚みは変わらないらしい)。これによりディレイラーの動く量が違う。

つまり、11速スプロケを1枚抜いてスペーサーなどで調節すれば11速の間隔で10速分使える。ただし、ローに入れると内側な落ちてえらいことになる。

実走での使用はオススメしないが、ローラー台ではギアをほとんど変えずにローラー台の負荷ダイヤルで調節しているので問題なく使えるはず。
使えなかったとしてもどちらにせよ11速のスプロケは買うのでデメリットもないときたら試すしかない。


11速スプロケとしてCS-5800 11-28を購入。


抜いたギアはトップ側から3枚目。
ローラーではチェーンラインがまっすぐになるように真ん中付近を使っているので、外せる一番外側の部分がここだった。


スペーサーは、11速フリーに10速スプロケをはめるときに使う1.85ミリスペーサー。

スペーサーを最初に入れて

スプロケを入れていく。

すべていれて固定できるか試したところ、難なくは取り付け完了。

2015年9月19日土曜日

祝!パイオニアペダリングモニターがTSSに対応


パイオニアペダリングモニターの導入初期望んでいたTSS表示が9月16日のアップデートでついに対応した。

データフィールドに表示できるパラメータに追加されたのは以下のパワー関連の3つ。
・Normalized Power™ (NP™)
・Intensity Factor™ (IF™)
・Training Stress Score™ (TSS™)

TSSが表示できるようになったおかげでその日の練習量の管理がしやすくなった。
ただ、なじみのないユーザーにとってはなにそれ?状態だと思われるので、TSSについて簡単に説明しておこう。

Training Stress Score™ (TSS™) とは?

パワーデータを用いた運動量(走った距離と強度)の指標であり、練習時間に対しての練習の密度を示すものといったことだ。
 1時間を全力タイムトライアルしたときの運動量を100TSSとしている。

TSSを用いることのメリットは練習量が明確にわかること。
たとえば1時間走るとして、
・ヒルクライムのタイムアタック
・時々アタックを掛け合うようなチームライド
・平地をゆっくり流す
この3つでは運動量に大きく差があることがわかると思う。
ヒルクライムでは100TSS、チームライドではペースや強度が高ければ100TSSを越えることもあり、流しの場合では強度が低いため到底100TSSには届かない。
TSSがリアルタイムで見られれば、もう少し追い込んでおこうとか、逆にやりすぎたからこのあたりでやめておこうといった判断ができる。TSSはパワーメーターがあれば算出できるものなので、GARMINなどのサイコンを組み合わせれば見ることができるのだが、パイオニアはこれまで対応してこなかったために、練習後の解析によってTSSを算出するため、追い込みが足らない場合などは後の祭りであった。

TSSは練習の管理にも重要な役割を果たす。


1日の練習量として100~150TSS程度が次の日には回復できる基準となっている。
1日の中には仕事もあることだし、無理ない範囲は人それぞれであるが、自らの基準を設定しておくことで、無理なく続けられる練習を設定することができるのだ。
 TSSを利用することによって、オーバートレーニングを予防できたり、休養に必要な時間なども把握することができるようになる。

TSSを利用するための設定方法

TSSの算出のために必要な数値がFTP(Function Threshold Power)だ。
平たく言うと1時間維持できる最大パワーのことで調べ方はいろいろあるが、
・1時間全力で走ったときの平均パワー
・20分間全力走の平均パワーの95%
が用いやすい。練習によって能力は日々変化するので、定期的に確認しやすい方法がベスト。
アメリカのように1時間切りが1つの目標となる40kmTTなどには上の方法が良いかもしれない。
しかし、日本では1時間踏み続けられるレースは富士ヒルクライムやマウンテンサイクリング乗鞍など限られた環境でしかできないため、20分間全力走の平均パワーの95%が指標として用いやすいと思う。

シクロスフィアでの設定方法は、まずMNPグラフを見てほしい。
20分のWを見てみよう。この数値の95%がFTPの近似値となる。
下の例では、288.5 (W) x 0.95 = 274 (W)
 こうして求めたFTP = 274 (W)を統計データウィンドウの右上の編集をクリックして、FTPタブの左下のFTPの欄に入力する。FTPは練習によって変化するので、定期的に確認してアップデートしてほしい。





サイクルコンピューターSGX-CA500でもFTPを設定する。

1.セッティングを押して、



 2.ライダーセッティング


3.FTPを押す


4.FTPを入力して完成


2015年9月13日日曜日

ウィンドブレーカーの錆びついたファスナーのサビ落とし

愛用のノースフェイスのウインドブレーカーはコンパクトに収納できるので、
天気が怪しそうな日のライドには背中のポケットに忍ばせておくことが多い。

背中の汗にさらされてあまり出番がなく放置していたのがおそらくの原因で、
乗鞍で着ようとしたときにファスナーの金具が青サビ(緑青)で固着して動かなくなっていた。



いざというときの保険アイテムだからこそ定期的なメンテナンスが必要ということを改めて思い知らされたのだった。

買い替える前に修理をできないかを調べる。
どうやらどの家庭にもありそうなアイテム、酢と塩で落ちるようだ。

①酢と塩を同量まぜる
②酢と塩の混合液をハブラシに付けて磨く
③よく洗って乾かす



青サビ(緑青)が落ちてファスナーが動くところまでは回復。
まだ磨き残しがあるので、さらに時間をかけて磨くか、ピカールなどの研磨剤を用いるのもよいだろう。

まだまだ着られるのでトラブルがないように定期的にチェックを心がけたい。

2015年9月6日日曜日

トラックマンデビュー

今年の目標のひとつとしていたトラックマンデビューを達成。
何年か前のツアーオブジャパンの際に、ヴェロドロームの板張りバンクを走ってからその気持ちよさにあこがれていた。
また、短時間で出し切る種目が多いので、瞬発的なパワーの向上や、スプリント力を磨くには絶好のトレーニングにもなる。
昨年冬にセールでフレームを格安で入手し、パーツを少しずつ買い足していき、今月完成した。

地元の方が練習会を企画してくれたので、修善寺CSCの北400バンクへ。


固定ギアは初体験だ。
クリートをはめてストラップを締めるのにも大苦戦。
最初は手すりに捕まりながら締めていたが、練習を終えるころには乗ったままできるまでに急成長した。

練習は、集団での周回練習でバンクの走り方を学び、その後タイム計測へ。
事前の練習なく、いきなり本番の計測だったので、ライン取りやペース配分などは見よう見まねでやってみた。

タイムは、
ハロン  13秒20
1kmTT  1分22秒??

トラックマンへの道はここからスタート。

その後の練習ではとにかくもがく。
固定ギアのため、ケイデンスをどこまで上げられるかがスプリントの伸びにとにかく利く。
筋力はそこそこあっても、回せなければ進まない。ロードではせいぜい120回転なので、さらに30回転は上げないといけないな。

次回のタイム計測に向けてのアドバイスももらった。
ハロンはライン取りを教えてもらったので、次は12秒台は出せるはず。
1kmTTはギア比とペース調整で1分20秒は切れるくらいだと思う。

1kmTTで1分11秒を切れたらカーボンフレームを買ってもいいかななどとモチベーションアップのエサを準備している。

まだバンク1回目を終えたところだが、帰り際に来月ヴェロドロームで行われるトラックの大会にエントリーしてしまった。来月に向けてかたちだけでもトラックマンを目指そう。

キャニオン2021新型「エアロード」についてのあれこれ

ようやく10月にCanyonの新型エアロードが発表されました。 早い段階からZwiftやマチューパイセンが新型エアロードを露出していたので、 本当にようやく発売になったという気持ちです。 先代エアロードを発売直後に買って現在の愛車なので気にならずにはいられません。 先代エアロード...