富士ヒルクライムまであと2カ月と少し。
昨年はタイムを落としてしまったので、今年は挽回するために万全で望みたい。
富士ヒルクライムはコースが走りやすく、しかもタイムが予測しやすい。
そのため、準備を整えていけば目標のクリアがぐっと近づく。
機材、技術、戦略、トレーニングの観点から整理しよう。

2013年に90分切りでブロンズ達成、翌年にはシルバー達成。
しかし、2015年は不調で目標タイム70分どころかシルバーを逃す結果に。
そこで2016年は昨年のリベンジで、目標タイムは70分切りに決定。
ちなみにシルバー(75分)は4.0W/kgあたりで達成できる。
パワーウェイトレシオをあと2カ月でどこまで上げられるかが勝負である。
富士ヒルでは計算上、体重と機材の重さを1kg減らせばタイムが1分縮まる。
幸い今の体を見る限り、削ぎ落せる余分なウェイトは十分にある。
練習量を増していけば自然と体は絞れるので、食べ過ぎ飲みすぎに注意すれば問題ない。
昨年の夏にフレームを新しくし、Di2も導入。
さらにホイールはヒルクライム決戦機材のZIPP202。
車重は決戦装備で7kg前後となる予定。
ZIPP303を履かせたときに7.2kgだったので7kgは切れないと思うが、
これまでで最軽量であることは間違いない。
つまり、機材面ではすでに言い訳できないところまできている。
これから機材を準備するなら優先順位として、
1.ギアの適正化(チェーンリング、スプロケットの交換)
2.軽量な足回り(ホイール、タイヤ)
3.他のパーツ(シートポスト、サドルあたりがおすすめ)、ウェアなどの装備品
重量を1kg削っても、縮まるタイムは1分程度。
現行の完成車はエントリーグレードで8kgちょっとなので、
単純にタイムを削れるポテンシャルは1分から2分弱ってところだろう。
なので、まず重量よりも脚力に合わせたギア比を適正にして、
影響が大きい脚回り、最後に削れる重さをコスパの良いところから削るのがお勧めだ。
機材の重量以上に重要なのはギア比。
現在はフロント53-39を使用している。
手持ちのヒルクライム決戦用スプロケットはCS9000の12-28。
インナー34、36にしてクロスレシオのほうがペースや勾配の変化に適切に対応できる。
重すぎるギア比では、脚力を適切に生かせずにタイムが伸びないことは容易に想像できる。
2013年のブロンズ達成には、フロント34-リア25、34-27を中心に、
2014年のシルバー達成には、34-23、34-21あたりを中心に回していた。
70分切りには、もう一段回上のギアを回す必要がある。
コンパクトクランクのインナー34にすると、70分切りで主に使用するギア比は1.8 - 1.5あたりになる。
ギア比については実際に試走にいって条件を詰めておく必要があるが、
このギア比をノーマルクランクのインナー39でみると、リアは23と25の2枚で少々きつそう。
クロスレシオのほうがペースや勾配の変化に適切に対応できるので、
チェーンリングをノーマルからコンパクトに変更するのがよさそうだ。
最近の完成車ではクランクがミッドコンパクトと呼ばれるアウター52/インナー36が多い。
平地や登りなどどんなシーンでも使いやすい歯数構成ではあるが、
ヒルクライムでは目標タイムによっては1枚下げたほうが結果的にタイムを短縮できる可能性がある。
例えば目標が2時間切りなら、思い切ってフロント30か34Tでリアを最大32Tなどにしたほうが良さそうだし、90分切りのブロンズならフロント34Tでリア最大28Tあれば十分だ。
いつ試走にいくかだが、積雪状況によっては通行止めになるので、事前に確認しておきたい。
営業状況は、富士スバルラインのサイト(http://subaruline.jp/) で確認できる。
4月中はゴール地点の5合目まではいけずに短縮区間での営業が多い。
全線開通は例年ゴールデンウィークのあたりだ。
試走は5月半ばあたりに1回行こうかと思ってる。
近場に坂がないので、休日にヤビツあたりに遠征するかローラー主体になりそうだ。
平日は朝練で朝練メンバーとインターバル走、雨ならローラーで20分走、インターバルを行う。
夜は30分程度ローラーでこなせるメニューで効率重視でインターバルを主体とする計画だ。
昨年はタイムを落としてしまったので、今年は挽回するために万全で望みたい。
そのため、準備を整えていけば目標のクリアがぐっと近づく。
機材、技術、戦略、トレーニングの観点から整理しよう。
目標タイムの設定
まず、これまでのタイムをみてみよう。2013年に90分切りでブロンズ達成、翌年にはシルバー達成。
しかし、2015年は不調で目標タイム70分どころかシルバーを逃す結果に。
そこで2016年は昨年のリベンジで、目標タイムは70分切りに決定。
富士ヒルクライム70分切りに向けた作戦
70分切り達成には、FTP 4.4~4.5W/kg程度必要。ちなみにシルバー(75分)は4.0W/kgあたりで達成できる。
パワーウェイトレシオをあと2カ月でどこまで上げられるかが勝負である。
富士ヒルでは計算上、体重と機材の重さを1kg減らせばタイムが1分縮まる。
幸い今の体を見る限り、削ぎ落せる余分なウェイトは十分にある。
練習量を増していけば自然と体は絞れるので、食べ過ぎ飲みすぎに注意すれば問題ない。
決戦機材の準備
昨年と今年のマシンを比べてみよう。2015 | 2016 | |
フレーム | CARRERA NITRO SL | CANYON AEROAD CF SLX |
コンポ | SHIMANO アルテグラ 6700(10速) | SHIMANO アルテグラ 6870 (11速・Di2) |
ホイール | 手組カーボンホイール | ZIPP 202 |
昨年の夏にフレームを新しくし、Di2も導入。
さらにホイールはヒルクライム決戦機材のZIPP202。
車重は決戦装備で7kg前後となる予定。
ZIPP303を履かせたときに7.2kgだったので7kgは切れないと思うが、
これまでで最軽量であることは間違いない。
つまり、機材面ではすでに言い訳できないところまできている。
これから機材を準備するなら優先順位として、
1.ギアの適正化(チェーンリング、スプロケットの交換)
2.軽量な足回り(ホイール、タイヤ)
3.他のパーツ(シートポスト、サドルあたりがおすすめ)、ウェアなどの装備品
重量を1kg削っても、縮まるタイムは1分程度。
現行の完成車はエントリーグレードで8kgちょっとなので、
単純にタイムを削れるポテンシャルは1分から2分弱ってところだろう。
なので、まず重量よりも脚力に合わせたギア比を適正にして、
影響が大きい脚回り、最後に削れる重さをコスパの良いところから削るのがお勧めだ。
機材の重量以上に重要なのはギア比。
現在はフロント53-39を使用している。
手持ちのヒルクライム決戦用スプロケットはCS9000の12-28。
インナー34、36にしてクロスレシオのほうがペースや勾配の変化に適切に対応できる。
重すぎるギア比では、脚力を適切に生かせずにタイムが伸びないことは容易に想像できる。
2013年のブロンズ達成には、フロント34-リア25、34-27を中心に、
2014年のシルバー達成には、34-23、34-21あたりを中心に回していた。
70分切りには、もう一段回上のギアを回す必要がある。
スプロケットの歯数 | ||||||||||||
フロント | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 21 | 23 | 25 | 28 |
39 | 3.25 | 3.00 | 2.79 | 2.60 | 2.44 | 2.29 | 2.17 | 2.05 | 1.86 | 1.70 | 1.56 | 1.39 |
36 | 3.00 | 2.77 | 2.57 | 2.40 | 2.25 | 2.12 | 2.00 | 1.89 | 1.71 | 1.57 | 1.44 | 1.29 |
34 | 2.83 | 2.62 | 2.43 | 2.27 | 2.13 | 2.00 | 1.89 | 1.79 | 1.62 | 1.48 | 1.36 | 1.21 |
30 | 2.50 | 2.31 | 2.14 | 2.00 | 1.88 | 1.76 | 1.67 | 1.58 | 1.43 | 1.30 | 1.20 | 1.07 |
コンパクトクランクのインナー34にすると、70分切りで主に使用するギア比は1.8 - 1.5あたりになる。
ギア比については実際に試走にいって条件を詰めておく必要があるが、
このギア比をノーマルクランクのインナー39でみると、リアは23と25の2枚で少々きつそう。
クロスレシオのほうがペースや勾配の変化に適切に対応できるので、
チェーンリングをノーマルからコンパクトに変更するのがよさそうだ。
最近の完成車ではクランクがミッドコンパクトと呼ばれるアウター52/インナー36が多い。
平地や登りなどどんなシーンでも使いやすい歯数構成ではあるが、
ヒルクライムでは目標タイムによっては1枚下げたほうが結果的にタイムを短縮できる可能性がある。
例えば目標が2時間切りなら、思い切ってフロント30か34Tでリアを最大32Tなどにしたほうが良さそうだし、90分切りのブロンズならフロント34Tでリア最大28Tあれば十分だ。
試走
富士ヒルクライムのコースとなる富士スバルラインは料金200円で自転車で試走できる。いつ試走にいくかだが、積雪状況によっては通行止めになるので、事前に確認しておきたい。
営業状況は、富士スバルラインのサイト(http://subaruline.jp/) で確認できる。
4月中はゴール地点の5合目まではいけずに短縮区間での営業が多い。
全線開通は例年ゴールデンウィークのあたりだ。
試走は5月半ばあたりに1回行こうかと思ってる。
トレーニング
FTPの向上が目的なので、L4からL5インターバルがメイン。近場に坂がないので、休日にヤビツあたりに遠征するかローラー主体になりそうだ。
平日は朝練で朝練メンバーとインターバル走、雨ならローラーで20分走、インターバルを行う。
夜は30分程度ローラーでこなせるメニューで効率重視でインターバルを主体とする計画だ。
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