2014年10月6日月曜日

ミノウラ LR960

6月にミノウラのLR960を導入してみた。
パワートレーニングをし始めて、しっかり負荷が掛けられるローラー台の必要性を感じての衝動買いで、このおかげで 夜練や天気が優れないときにコンスタントに練習量が確保できるようになってきた。3ヶ月ちょっと使ってみたのでインプレをまとめておく。

騒音・振動

ローラー台を選ぶときに、実は騒音と振動が最も重視される項目ではないのだろうか。ローラー台での練習は、外を走りに行けないときだけでなく、平日の朝や夜などを想定している人が多いはず。早朝や深夜に爆音を響きかせて練習しようものなら、家族や近隣住民から避難殺到なのは間違いない。また、時間を有効活用してテレビや動画を見ながらや音楽を聴きながら練習するにも騒音と振動は大敵なのだ。

LR960導入以前は3本ローラーELITEべロロームを使っていた。マットや防振ゴムなどで対策はしてみたものの、パソコンの音がまったく聞こえないほどの爆音、振動で手や股間が痺れて定期的な休憩が必要なほどだった。幸い、一軒家なので夜でも気にせず使える環境にあったのだが、一般的には使用不可なものだと思う。

騒音・振動の原因は大きく分けて、1.バイク自体の駆動音、2.バイクとローラー台の接地面3.ローラー台の負荷装置、4.ローラー台と床の接地面でおもな対策をまとめた。
 
1.バイク自体の駆動音は、チェーンやギアチェンジやホイールから出る音が原因
 駆動系のメンテナンスをきっちりやることと、ラチェット音の小さいホイールを使うことなど。また、速度が速くなるとともに騒音と振動も大きくなる。

2.バイクとローラー台の接地面は、タイヤと負荷装置の接触面やバイクとローラー台の固定箇所が原因。
  ローラー専用タイヤなど音が発生しにくいトレッド面のタイヤにすることやブレがなく新円度が高いホイールを使う。しっかり固定でき、フレーム剛性が高いローラー台を選ぶ。 
 
3.ローラー台の負荷装置は、負荷装置自体が原因
  静音性に優れた負荷装置。また、最大負荷ができるだけ大きいものを選ぶ。同じ負荷(たとえば300W)20km/hのときに実現できるか、40km/hのとき実現できるか。40km/hともなると爆音は避けられない。

 4.ローラー台と床の接地面は、ホイールや負荷装置で発生したの振動を床に伝えることが原因。
⇒ ローラー台のフレーム自体の剛性が高く、共振しにくい。接地面の高さを調整しやすい。床との間に防振マットなどを敷く。

ミノウラ LR960

ローラー台の使用目的がヒルクライムのためのパワートレーニングなので、
・固定式のローラー台
フレームの剛性が高い
・静音性に優れている
・負荷装置の負荷レベルが
ことを基準に探して、ミノウラ LR960に決めた。

LR960はミノウラの固定式ローラー台のフラッグシップモデル。
購入価格は約3万3千円だった。
本体重量が8.9kg(負荷装置が3kgある)もあり、フレームの剛性も十分だ。
床への接地面に対して、高さを微調整できるのできっちり設置できるようになっているなど日本メーカーならではの細かい使用も好感触だ。
ローラー台としては安い部類ではないが、安いローラー台に必要な防音・防振対策費も込みで考えると十分に安い。また、専用のスペースを作れればまた良いのだけれど、毎回設置して片づけなければならないので、マットを何枚か敷いて、防振ゴムをそれぞれの脚の下に置いて・・・などの大がかりな対策にしてしまうと毎回の練習が面倒になってしまう。

練習の際は、お風呂場マットを下に敷くくらい。、「ウィンウィン・・・」と低音がするくらいで、
気になる振動はまったといっていいほどない

負荷装置がとにかく強力
250~300Wをあたりをターゲットしてトレーニングしているが、34T×21Tあたりで負荷MAXで80rpmの条件でやっていて、大体スピードは20km/hいかないくらい騒音や振動が気になるレベルまで回せたとしたよほどの剛脚だ。FTP~L5くらいを負荷を主なターゲットとしたヒルクライム向けのメニューには最適で、上りの負荷と速度域十分に再現できる。キツいけど低速なので静かだ。
 


負荷はリモコンで調節でき、ギアチェンジはほとんど必要ないので余計な音を立てなくて良い。
インターバルのオンとオフの切り替えもギアを変えることなくダイヤルひとつでできるので便利。



マンション住みのチームの後輩にも勧めて導入してみたが、騒音と振動については問題なかったようだ。なにかと気にしなければいけない日本の住宅環境では、最初からしっかりしたタイプのローラー台を選ぶのが最良の選択なのかもしれない。

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